広汎性発達障害の子供の特徴は、大きく分けて3つの特徴があります。


まず第1番目は、社会性、対人関係の障害です。

 

赤ちゃんの時に、母親との信頼関係を築き、お母さんを通して
赤ちゃんは物事を見るようになってゆきます。


定型発達の赤ちゃんは、お母さん、又は信頼できる他者を通して物事を見ます。


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多くの場合信頼できる他者はお母さんの場合が多いです。

 


お母さんが赤ちゃんの面倒を見られないなどの理由の場合には、
別の信頼できる他者ということになります。


そうした無条件の信頼というとても大切なものが赤ちゃんの時に築かれ、
その信頼できる他者を通して世界を見てゆくようになります。

 


ですが、広汎性発達障害の場合には、その関係が成り立ちません。

そのため、人間関係でうまくやってゆくことができなくなったりします。

 

相手との間の無意識の暗黙の了解等を作る下地ができませんので、
広汎性発達障害の子供は、後になり、人の中に入ってゆけなくなり、
孤立したりして、人間関係に支障が出てしまいます。


 

そして2番目は、言葉の遅れ、コミュニケーションの障害です。
言葉の発達は、親子など、信頼できる人との信頼関係ができたその上で、
成立するために、信頼関係を作ることがなかなか難しい広汎性発達障害の
子供は、当然言葉が出るのが遅くなったりします。

 


例えば母親が「ニャーニャーかわいいね。」と言って猫を示した場合、
共同注視で、子供は母親を通じて猫のことを、ニャーニャー、
そしてそれが可愛いという言葉で表されるということを体験します。

ですが、広汎性発達障害の子供は、共同注視ができず、
母親のその言葉に無反応だったりします。

 


また、特性があると、言葉が出たとしてもテレビのキャラクターの名前だったり、
あるメーカーの食品の名前だったりします。

この場合、その言葉の意味を理解して言っているのではなく、
聞いた言葉をそのまま口で再生しているだけだったりします。

 

そうした子供の場合、世間話をできなかったりします。


これは私の例なのですが、私には広汎性発達障害があります。


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そのせいで、歌手や芸能人の話の会話などができませんでした。

 

周りの子供たちは、何でもないことのように、歌手やタレント等の
話題の話をしているのですが、私は全くその会話に参加できませんでした。

私は芸能人や歌手等に全く興味がわかなく、興味があるものに偏りがありました。

 

そのせいで、私は、小学生などの頃に、周りの子供と普通の世間話のような
会話をすることができませんでした。


第3番目には、イマジネーション、想像力の障害があります。

 


元々赤ちゃんの頃から、信頼できる人を通して世界を見ることから
世界の認識が始まるのですが、広汎性発達障害の子供には、それがありません。


広汎性発達障害の子供は、断片的な世界の理解しかできなく、
例えば扇風機が回るのをじっと見つめ続けていたりします。

 


元々人との関係性の世界に生きていないので、人との関係を
築くことが難しいために、こうした世界の部分的なものに関心を寄せる、
というようなこだわりが表れてきます。


こうした子供への必要な対応は、母親など、
信頼できる人との信頼関係を築くことです。

 


こうした信頼関係は、日常の母子の素朴なやり取りや、
遊びの中でのやり取り等からできてきます。


この時、注意することがあります。



 
信頼関係は親対子という風に、1対1でなければなりません。

例えば、祖母と母親対子供、というような関係はできなかったりします。

 


信頼関係を築くようにするのでしたら、下手に子供を祖母と母親が
取り合って大騒ぎしたり、というような事は、本当に望ましくありません。

母親対子供という風に、1対1で築くことが大切です。

 


私が赤ちゃんの頃に、母と祖母が私を取り合って凄かった、
という話を聞かされた事があります。


それで私は祖母の邪魔が入ってしまい、母対子という大切な
信頼関係を築けなかったものと思えます。

 


その事に気が付いて指摘してくれた精神科医の先生もおり、
大人になってから母との信頼関係を作ろうとしました。

ですが、大人になってしまっては、様々な思想等に触れてしまっているので
とても難しく、とうとう私は母との信頼関係を築くことができませんでした。

 


信頼関係は、できれば子供が小さなうちに作る必要があります。


その信頼できる他者(母親等)との信頼関係ができると、
物事が良くなってゆきます。

 
あと、もう1つ必要な対応としては、1つ1つ、その子供が分かるように
細かいことでも根気強く対応していき、できたら褒める、ということが大切です。


広汎性発達障害の子供は、できないことが多いです。

例えば人の心を察して動く、等ができないのです。

 

そこで非難するのではなく、1つ1つ細かく教えてゆくという、
その積み重ねが大切になってきます。

できないからと叱ってばかりいると、子供の自己評価を下げます。

そして、とても自信の無い人に育ってしまいます。

 


そして、私のように、大人になってから、何に対しても自信が持てない、
という不安定な大人になってしまいます。


ですので、分からない事等を頭ごなしに叱ったりせずに、
1つ1つ教えてゆき、できたら褒める、という事がとても大切です。

 


今思えば、私が広汎性発達障害になったのは、祖母と母親が私を取り合い、
人間として1番大切である信頼できる人との絆ができなかったせいだとも思えます。

そして、その事があった私には、広汎性発達障害が顕著に表れ、
働けないほど酷くなってしまった、と思われます。

 

私も幼少期の頃から、何かしらの支援を受けれていたならば、
違った今があったかもしれないと思いました。