高機能広汎性発達障害とは、知的な障害を持たない
広汎性発達障害の事を言います。

広汎性発達障害は、自閉症スペクトラムという言われ方もします。

 


広汎性発達障害はさらに、自閉症、高機能自閉症、
アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害に分かれます。


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その中で知的障害を伴わない高機能自閉症、アスペルガー症候群、
知的障害を伴わない特定不能の広汎性発達障害の事を総称して、
「高機能広汎性発達障害」という言い方をします。

 


一言で言うと、高機能広汎性発達障害は、
知的な遅れを伴わない自閉症の事を言います。


今まで、知的な遅れを伴わない広汎性発達障害の人々は、
IQが普通で、異常がない、との理由から援助や支援を受ける事ができず、
障害者枠の就職等もできませんでした。

 


そして、これは多分私のような引きこもりの人々が社会に増えたせいだと思います。

発達障害者支援法ができ、アスペルガー症候群など、IQの遅れがない人々も、
福祉支援の対象になってきつつあります。

 


この法律は平成16年、今から約10年程前にでき、
平成17年から実施されるようになりました。


その法律ができる前、私がまだ20代だった頃には、知的障害を伴わない
発達障害の概念が全く無く、それで精神科で治療を受けても一向に
改善しない自分自身に焦りと強い不安を感じておりました。


 

私の病名は、当時、鬱、対人恐怖症、神経症等でした。

そして、「引きこもり治療」の目的で精神病院に入院していました。

 


当時はまだ分からなかったのですが、表面に表れている鬱等の精神障害は、
実は発達障害がベースになってできている2次障害にすぎないと、
やっと最近になってきて分かるようになりました。

 


当時の若かった20代の時には、「高機能の発達障害」という概念が
全く無かったため、大学まで行った高機能の発達障害である私は、
自分の辛い状態が一向に良くならず、ただただ時だけ過ぎてゆくことに
強い不安を感じておりました。

 


私は高機能広汎性発達障害なのですが、20代の一番若くて良い時期が、
「高機能の発達障害の概念が無かった」との理由で台無しになってしまい、
年齢だけ重ねてしまったので、とても残念に思っています。


 

ですが、そう思っていても進まないので、今、少しずつ
障害者支援センター等へ行き、今後の動向を探ろうとしております。

自閉症圏である高機能広汎性発達障害の人々は、
人間関係で困難を招く事が多いです。

 

高機能広汎性発達障害、広汎性発達障害を持つ人々は、
人間関係を行う上での情報処理がうまくできないために、
相手の話が最後まで聞けず、途中で内容が分からなくなってしまう、
といった事があります。


 

実はこの症状に、私もずっと悩まされてきました。


まだ「発達障害者支援法」というものができるそのずっと前、
私が高校生だった頃、同級生からよく
「あなた、人の話、聞いてないでしょ?」と言われ続けた事があります。

 

当時は「発達障害」の概念が狭く、知的な遅れが無い人は、
福祉に繋がりませんでした。

当時の大変若かった私は、どうして自分は人の話がきちんと
聞けないのだろうと、不思議で、そして辛く思っておりました。


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ですが、私の年齢がかなりいってしまってから、
「実はその症状は、発達障害でした。」という事が、
遅ればせながら分かってきました。

 

私の若いころには、発達障害の概念がしっかりしておらず、
普通の定型発達の人々のような煌めきのある青春が過ごせませんでした。

ただただ、分かっていなかった高機能広汎性発達障害、
自閉症スペクトラムゆえの辛さに振り回されてばかりいる青春時代でした。

 

また、高機能広汎性発達障害の人々も、広汎性発達障害の人々と同じで、
独特な、普通の人とは異なる世界観を持っております。

世界を認知するそのやり方が、定型発達の人とかなり違い、独特だったりします。


 
例えば私の場合、女性なのですが、お化粧が嫌いで、動きやすい服装を好み、
強く興味を示す物はアクセサリーだけです。

あとは、定型の人々が興味を持つ芸能人等には一切興味が行かないので、
芸能人でかなり有名な人さえ名前を知らなかったりします。


 

先日親に、「あの芸能人、かなり有名なんだけど、知らないの?」と指摘されました。

そこで、自分の世界の見方に偏りがあり、独特だという事に、またもや気づかされました。


 

また、高機能広汎性発達障害は、注意欠陥多動性障害とよく間違われたりします。


ですが、注意欠陥多動性障害と高機能広汎性発達障害の大きな違いは、
人間関係に表れてきます。

 

注意欠陥多動性障害の人は、人間関係を普通に築くことができるのですが、
注意欠陥多動性障害を含む高機能広汎性発達障害の人々は、
人間関係を上手く築くことができません。そこに大きな違いがあります。


また、高機能広汎性発達障害の診断には、よく非言語学習障害という、
極端に不器用である、という障害も合併することが多いです。

 

かく言う私も、極端に不器用で、他の人のように早く正確に、
等の作業をすることができません。


この前、とある支援施設で作業をするその特徴を検査しました。

 

その結果、私はかなりできが悪かったです。

多分それは私が高機能広汎性発達障害で、その中に極端な不器用さの
障害が合併しているものと思われます。

 


また、子供の頃にストレスをかなり受けて育つと、高機能広汎性発達障害と
似たような症状になることが知られており、両方の判別はかなり難しいです。


その場合、ストレスを取り除いてみると、それがストレスからなのか、
それとも高機能広汎性発達障害からなのかが分かったりします。


 

私は、私が20代の若い頃に、発達障害者支援法のような存在があれば
よかったのにと思っていて、失ってしまった若き時間の多さに沈む時もあります。

ですが、支援法ができ、支援ができつつあるので、
前向きに考えてゆこうと思っております。