高機能広汎性発達障害とは、広汎性発達障害の中でも、
知的な遅れがないものを言います。

 

高機能広汎性発達障害の大人の特徴としては、知能の遅れが
無いのですが、限られた物事に関して、強いこだわりがあります。

例えば鉄道についてだけ、強い関心を示し、他の物事には
一切興味を持っていない、というような偏りがあったりします。



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そうした偏りがありますが、その人は、鉄道に関して異様なまでに
詳しく、沢山の事を記憶していたりします。

 

それと、興味があることしか話さなかったり、会話が一方的で、
言葉のキャッチボールがうまくできなかったりします。

例えば私の場合なのですが、広汎性発達障害の特性を持つ私自身、
よく親から「言葉のキャッチボールができていない!」と言われています。

 

私は、興味があることについては、よく話が聞けるのですが、
興味が無い事については、話を聞こうとしても頭に入って
こなかったりするので、どうしても自分が今興味あることを話してしまいます。

また、集団になかなかなじめない、といった事も、
高機能広汎性発達障害の特徴です。

 

高機能広汎性発達障害は、子供の頃に知能の遅れが
無いので、発見されにくいです。

高機能広汎性発達障害の中に含まれるアスペルガー症候群も、

幼児期に、言葉の遅れが無いので、なかなか発見されにくいようです。


 

高機能広汎性発達障害の人が発見されず、大人になり、
社会に出た時に、組織に溶け込めない、というような事で
弊害が生じてきたりすることがあります。

例えば私の例なのですが、私は子供時代から、
周りの人とは相性が合わなかったです。


 

今思い返せば、たぶん私は人の顔色をうかがって感情を推測したり、
無意識の暗黙のルールが理解できなく、人に対して大変失礼な
態度を取ってしまっていただろうと、自分自身を振り返って思う事があります。


つい最近の事になるのですが、とある主婦のTさんと私は、仲良くしておりました。

 

そこに私よりも若いSさんという女性が加わり、3人になったとたん、
私はSさんに冷たい態度を示され、最近少し心が参っているような状態です。

TさんもSさんも、普通の定型発達なので、暗黙の了解、目と目での会話、
相手の心を察する、表情から相手の心を読み取り、言葉にならない「気」だけで
会話をする、といったことができます。

 



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それができない私は、2人から次第に冷たい目で見られるようになり、
私は、TさんとSさんの人間関係の中にどうしても入ってゆけなくなり、
結局、定型発達のSさんに元の友人であるTさんを奪われる、
というような悲しい体験をしてしまいました。

 

色々と高機能広汎性発達障害について調べてみると、知的障害の人よりも、
集団に溶け込める力が無いので、特に大人になり、社会生活を営むうえでは、
相当に大変らしいとのことが分かってきました。



 
たとえ知的障害で、言葉に壁があっても、普通人間は、心と心で交流でき、
お互いに理解しあう事ができるそうなのですが、アスペルガー症候群の性質を持つ私には、そのような説明を読んでも、心と心で通じ合う、
というような感覚が全く分かりません。

 

そうした心の交流ができない高機能広汎性発達障害と、その中に含まれる
アスペルガー症候群の人たちは、社会で適応して生きていくことが本当に
難しいということが、調べていて、または自分自身の経験から、よく分かりました。

 

そのような人にはやはり周囲の、
特に家族の理解が必要だと私は強く思っています。

ですが、私の親もアスペルガー症候群の傾向が強く、
偏った考え方をしているために、私自身の特性を
受け入れる事を嫌がるので、私は、家庭でも今は、
居場所が無いと感じてしまっています。

 

やはり大切な事は、家庭内での理解、そして自分に合った職業に就く事が、
大人の場合は、大切なのではないかと思います。

広汎性発達障害の人は、もともとの特質から、人間関係のスキルが低く、
しかもそれは変える事がなかなかできないため、自分の特性に合った
環境に変えてゆくしかないと思われます。


 

私は、人との心の繋がりを作れるような薬が出てきたらいいのになと
思ってしまう事もしばしばです。

その理由は、相手と心を通わす、ということが難しく、家庭でも社会でも、
かなり大変な想いをしているからです。

 

今はまだ、高機能広汎性発達障害の人が、生きづらい世の中なので、
もっと、そうした高機能の発達障害の人に関する理解も深まって
ゆけばいいのにと感じております。